②一本堂(敷地)
 
広島県三次市吉舎町敷地
TEL:0824-43-2377(敷地自治振興会)
一本堂 (三次市史跡)

 伝説によると、大永2年(1522)、吉舎南天山城を落城させた尼子氏の家臣 尼子貞久が大楽寺に戦勝のお礼参りに行く途中、この地に待ち伏せていた敵に狙い撃ちされて最期をとげたという。
 その時、貞久は乗っていた馬の足を三本射抜かれたが、馬は残った一本の足で大楽寺を目指してここまでたどり着いたという。
 村人たちは、この一本足にちなんで一本堂を建立し、貞久と馬を供養した。
 農免道をはさんで南の山に尼子貞久の墓と伝える宝篋印塔がある。